ボールペンが服に付いてしまった場合、ネットでは様々な落とし方が紹介されています。もちろんボールペンと言っても水性や油性、またゲルインクなど種類は様々で、落ち方は実際に異なります。
しかし実際に使っているボールペンが水性なのか油性なのか意識していないのが大半。
そこで当サイトで紹介している最も一般的な手段で、実際にこのボールペンは水性か油性か定かではないペンを、ポロシャツに一本の線を書いてシミ抜きをしてみました。
【シミ抜きの前に】
シルク・カシミア・アンゴラなどのデリケート素材、ダウン・ブランド品はクリーニングに出しましょう。
これらを家庭で洗うと、シミや汚れが取れても風合いが落ちる場合があります。ダウンは輪ジミになる可能性があるので要注意!
まずは、ボールペンで書かれた1本の線。このシミが落ちるかどうかです。このサイトでは今までに「水性ボールペンのしみ抜き方法」「油性ボールペンのシミ抜き方法」「ゲルインクのしみ抜き方法」とそれぞれを紹介してきましたが、今回は台所用洗剤&酸素系漂白剤を使用する水性ボールペンのしみ抜き方法と同じやり方で、実践してみます。
今回は意図的に書いたものですが、ボールペンのシミで困っている人は多いですよね。特にポケットに刺そうとして、ポケット上に線を書いてしまったケースなど多いようです。
服を洗面所に持って行き、ボールペンのシミの上に台所用洗剤をかけます。この時に使う洗剤は家にあるものでOKです。台所用洗剤に限定せず石鹸でも問題ありません。
しみ抜きの基本は、生地を痛めてはいけない事から、ゴシゴシと擦る事はNGです。しかし見るからに丈夫そうな素材であればゴシゴシしてOK。ただし間違ってもシルクなどデリケートな素材にはしてはいけません。シミが取れても傷が残ります。この点は要注意。
そして、液体の酸素系漂白剤をかけて
更に漂泊の力をアップさせるためにアルカリ剤を使います。ここでは「セスキ炭酸ソーダ」を使用していますが、重層でも大丈夫です。
漂白、アルカリ、そして熱。この3つの組合せはしみ抜きの王道ですね。熱はドライヤーで加熱してもOKですが、コップに熱湯を入れてシミ部分にかけるのが楽ちんです。
ただし、ここでデリケートな素材や、濃色なデザインの衣類は気を付けて下さいね。
最後に、アルカリを使用したので中和するために「クエン酸」を使います。
さて、シミは落ちたでしょうか?
染み抜き後、3分ほどの脱水をして、外に1時間ほど干した後、取り出してスグの状態です。ボールペンのシミはキレイに落ちていました。
つまり台所用洗剤、酸素系漂白剤で落ちると言う事です。
ただし、ボールペンによっても様々なタイプがあり、また今回はゴシゴシと擦ることも出来ました。良い条件下での染み抜きだったと考えられますので、また改めて別の角度からボールペンの染み抜きを実践してみたいと思います。